子宮頸がん闘病記【抗がん剤、放射線治療編】

2011年11月に広汎性子宮全摘出術を受け、子宮に卵巣、リンパ節、膣の一部を切除しました。

そしてがんのステージがⅡb期であることもわかりました。

その結果追加治療として、

・抗がん剤(シスプラチン)6クール

・放射線28回

・腔内照射(ラルス)4回

を受けることになりました。

この記事では、私が受けた抗がん剤治療(シスプラチン)や放射線治療、腔内照射(ラルス)の記録や感じたことや思ったことなどまとめていきます。
(当時アメブロで書いていた日記を改めて書き直しました。)

手術編はこちら

抗がん剤(シスプラチン)&放射線治療はじめました

2012.1

治療スケジュール

(月)・・・抗がん剤投与×6回

(月)~(金)・・・放射線治療 計27回

(金)・・・腔内照射 計4回(2月から)

12月に子宮全摘手術を受け、年末年始は一時帰宅をしました。

年が明けて気持ち新たに治療開始です。

【副作用】抗がん剤1クール目の体の変化は?

2012.1

抗がん剤投与初日は、特に体の変化はありませんでした。

食欲は普通。

運動もしていないので当然お腹もそんなに空かないけれど、夕食は完食しました。

しかし翌日。

朝食もいつも通り完食したのですが、昼辺りから少し気持ち悪くなってきて食欲がなくなりました。

昼食が、焼き魚に大根の炊いたものに酢の物など、元気な時には大好きなメニューだけど、その時は一口も食べられずに終了。

吐き気止めの薬をもらったおかげか午後にはお腹が空いてきて、普段は食べることのないインスタント焼きそばを無性に食べたくなり病院内のコンビニまで走りました。

【副作用】抗がん剤2クール目以降のメンタルと体の変化

2012.1~2

食欲は?

2クール目の抗がん剤投与当日は、吐き気止めの点滴に入っているステロイドの影響らしく、一日中元気いっぱいハイテンションに。

先週と打って変わって食欲もハンパなく、食事の後にポテチを平らげさらにアイスまで。

病室でひとりで黙って食事をするよりも、仲良くなった人たちとおしゃべりしながら食べるのも気が紛れてよかったんだと思います。

味覚の変化

抗がん剤3クールを越えたあたりから、味覚が鈍感になってきました。

かなり薄味好みを自称している私だけど、何を食べても味気なくて、いつもなら嫌いなはずのコンビニ弁当や味の濃いものが食べたくてたまらなくなりました。

体に優しい薄味の病院食はキャンセルして、病院内のコンビニで食事を選ぶことが楽しみのひとつになりました。

しかし、

味の濃いコンビニ食でさえイマイチ味がわからないくらい味覚が鈍感になりました。

もうソースや醤油をそのまま飲んでやろうかと思いましたね。

メンタルが・・

4人部屋のうち私以外の他2人が偶然にも子宮頸がんで同じタイミングで同じ治療を受けていたので、同じようにハイテンション&暴走する食欲を止められないといった状態でした。

もうひとりは卵巣がんの治療のため違う抗がん剤で治療をしている年上の姐さんでしたが、みんなで一日中爆笑しながらしゃべり倒しても飽き足らず、消灯時間をとっくに過ぎてもおしゃべりが止まりませんでした。

眠剤を飲んでも眠気は全く来なかったものの朝まで起きているわけにはいかないので、12時前にはみんなとおやすみを言いそれぞれ自分のカーテンを閉めました。

眠れずに携帯をいじっていたら、ついさっきまであんなにゲラゲラ笑っていたのに突然悲しくなってきて、涙がボロボロ止まらなくなってしまいました。

(おいおい私。ちょっとどうしちゃったんだよ!?)

THE 情緒不安・・。

浅い眠りを繰り返し、翌日は昨日とは打って変わってローテンション。

不安から来るものなのか、副作用のもたらす影響なのかはわかりません。

3クール目からはこのメンタルのアップダウンを教訓に、なるべく落差が激しくならないように自分なりに身構えてやり過ごしました。

【副作用】放射線を受けたあとの変化

2012.1~2

下着事情

ここは正直どうでもいいことです(汗)

放射線科の担当技師さんが思っていたよりかなり若いメンズだったので、ダサいデカパンを履いていたことに恥ずかしさと後悔を覚えてしまったということです。。

すいません。

誰も私のパンツの話に興味なんかないのはわかってます。。

ちなみに一緒に放射線治療を受けている隣のベッドのkちゃんは(顔面偏差値かなり高し)、小さいセクシーおパンティを愛用しているそうで、それはそれで技師さんたちをドキドキさせてしまったかもしれません(笑)

想像を絶する下痢

放射線の放射そのものは痛くもかゆくもなく何も感じません。

4~5分をぼけーっと過ごしているうちに終わってしまいます。

私には副作用がかなり強く出たのか、今まで経験したことのないような激しい下痢に見舞われてしまいました

週に一度はお腹を壊しているような、胃腸がとても弱い方です。

放射線の照射後に副作用が強く出る3日間で、一口水分を摂ってはトイレにダッシュするという繰り返しを日に何十回とするありさまでした。

何かを口に入れるだけでトイレへ走らなければならないのでおちおち食事もしていられません

黄門様もすっかりやられてしまって、出してもらった軟膏を塗るのも難儀する痛さでした。

毎食後、タンニン酸アルブミンを飲んでいたものの効果がなく、併用してロペミンも毎食後に飲むことになりました。

担当医には効きすぎて便秘になるかもしれないと言われていましたが、お腹はゴロゴロしながらもすさまじい下痢は一旦落ち着いてくれました。

副作用の出方は個人差があるようで、同じ治療をしている同病の他2人はほとんど下痢の症状は出ていなかったようです。

脱毛

隣のベッドのkちゃんが、

「シャワー浴びてるときに気づいたんだけどさ、あそこの毛引っ張ったらめっちゃ抜けるんだけど!(笑)」

と大笑いしながら教えてくれました。

シャワーの時にすぐ実践。

たしかに、あそこの毛をピッて引っ張ると面白いくらい毛が抜けるので、それを知って以来シャワーに入る度に毛を抜くのが癖になってしまいました。

そこはやはりエステのようにきれいにつるつるになるわけではないですけどね。

放射線治療が終わってからもしばらくは引っ張ると抜けましたが、9年が経つ今ではしっかりと強い毛が生えて引っ張ってもビクともしません(泣)

ただれや炎症のケア

放射線を浴びると日焼けに似た炎症が皮膚に起きるため、ヒルロイドが処方されました。

放射線が当たる下腹部とお尻に炎症が起きて、きちんとケアをしないとただれたり黒ずんでしまうそうです。

自分では見えないお尻の方は毎日看護師さんがチェックをしてくれて、ヒルロイドも塗っているか聞いてくれたので全く痕が残らずに済みました。

腔内照射(ラルス)

2012.2

ラルスって痛いの?

午後から始まるため、お昼12時以降から飲食禁止でした。

13時半頃、痛み止めの筋肉注射を打ちます。

さらに座薬も入れます。

そして最後に水分の点滴

こんなに痛み止めの処置をするなんて、一体どんなに痛い治療なのかと恐ろしくなってきました。

それから車いすに乗せられて放射線科へ。

5,6人の治療チームが組まれていて、まずそこでCTを撮り照射する量を相談してやっと本番に入ります。

それまでなんと約2時間!

次回からはすぐに照射をするので2,30分で終わるそうですが、既に心身ともに疲れてしまいました。

結論から言うと、

痛かった(泣)

子宮腔内に線源を通すためのアプリケーターを挿入して、膣の中にガーゼを詰めて器具を固定します

それがめちゃめちゃ痛かった。

ビビって体がガチガチに固まっていたせいもあると思うけど、大事な部分が壊れてしまうんじゃないかと思うくらい痛かった。

さらに直腸への放射線の影響を調べるために、肛門から直腸まで細い器具を挿入します

それは痛みはなかったものの、深刻な下痢に悩まされているのに、そんなところを刺激されたら大惨事が起きてしまうかもしれないじゃないかー!と脳内で叫びましたが、なんとか事なきを得ることができました(滝汗)

器具を挿入する時はとにかく痛いし、精神的にも辛いものがあったけれど、看護師さんがその間ずっと手を握って体をさすってくれていたことに、とても救われました。

まさに白衣の天使です。

照射中は室内にひとりになりますが、事前にかけて欲しい曲やラジオをお願いすることができたので、神経はそこへ集中するようにしていました。

照射の痛みは全くありませんでした。

ラルスの副作用?

初回のラルスはCT撮影や照射量の計測のため時間がかかり、13時過ぎに部屋を出たのに戻ってきたのは16時を過ぎていました。

お腹が空いていたのでお菓子を少し食べて横になりました。

夕食後も頭がぼーっとして体が重くスッキリせず、夜は一睡も出来ませんでした。

翌日の土日は外泊許可がもらえたので、午前中のうちに迎えを頼み病院を出ました。

土日の外泊の間はずっと頭がスッキリせず座っていることもだるいほど倦怠感がひどくて、気持ちがずっと下がったままでした。

しゃべることが命の私が、声を出すのも面倒なくらい全身がずっしりと重だるいままで、楽しみにしていた外泊は楽しめないまま終わってしまいました。

翌週のラルスは、筋肉注射と座薬、点滴を入れてからすぐに照射が始まったので30分程で終わりホッとしましたが、やはり翌日の土日は体が重く倦怠感がひどい状態でした。

もしかしたら、筋肉注射の影響が強すぎてそれがなかなか抜けないのかもと思い、3回目のラルスの時は座薬だけにしてもらいました。

痛み止めを座薬だけにしたことで、痛みが強くなったらどうしようという不安はあったけれど、実際痛み自体は全く変わりませんでした。

逆に翌日はだるくなったり気持ちが落ちることはなく、元気に外泊を楽しむことが出来ました

ラルス自体の副作用ではなく、私には筋肉注射が強すぎたのかなと勝手に思っています。

抗がん剤と放射線を受けて感じたまとめ

抗がん剤(シスプラチン)の投与で髪が抜けたのか?

私は全く抜けませんでした

同時期に同じくシスプラチンを投与していたガン友2人も脱毛はありませんでした。

抗がん剤(シスプラチン)の投与で嘔吐や食事がとれなくなるのか?

食事は出来た

胸がむかむかしたり気持ちが悪くなり食欲が落ちることはありましたが、吐き気止めの点滴や薬のおかげで一度も嘔吐をすることはありませんでした

食欲がなくなることはなく、選べば食べられるものはたくさんあったので、ここぞとばかり盛大に偏食をして過ごしました。

またガン友の1人は食欲自体が落ちることはなく、毎日病院食をきれいに完食していました。

医学の進歩のおかげでかなり吐き気が抑えられるようになったそうです。

味覚が鈍感になった

3クールを過ぎた頃から、濃い味じゃないと味がわかりにくくなってきました。

コンビニのケチャップライスの味が物足りず、さらにケチャップを足さないと味がしないくらいの感覚です。

抗がん剤が終わり退院してから、味覚は元に戻りました。

放射線は痛いの?時間は?

痛くはなく何も感じませんでした

仰向けになり、下着を少し下げて4分程じっとしているだけでした。

放射線の副作用は?

下痢

私の場合ですが、とにかくハンパない下痢でした

感染性胃腸炎や牡蠣にあたったこともあるけれど、比べものにならないくらい激しい下痢でした。

V、Iゾーンの脱毛

こんな剛毛が軽く引っ張るだけでこんなに抜けたなんて・・と数年経った今では信じられないくらい、抜けました。

でもエステのようにきれいに抜けるわけではなく、スカスカに禿げ散らかった感じです。

腔内照射の痛みや副作用は?

私の場合、手術で膣をかなり切ってしまい短くなっていたため、痛みを強く感じたのではないかと思っています。

アメブロなどで他の方の経験談を読んでみると、痛さにはかなり個人差があるようです。

器具を挿入する時に痛みがあるということで、照射そのものは全く痛みはありませんでした。

発覚編はこちら